「歩く・学ぶ・西会津」

本校の恒例行事「歩く・学ぶ・西会津」が行われました。

今回は数年ぶりに、太陽の下に予定通り開催することができました。

令和4年度は集落支援員岩橋義平さんを講師に招いて、「歩く・学ぶ・奥川地区」です。

 

最初の目的地は、出戸(いでと)の岩屋虚空蔵尊です。

細い山道を20分歩いたあとに、傾斜の厳しい105段の石段を登って到着しました。

岩窟のお堂には三体の仏像が安置されています。

他に、もう一体の仏像(おびんずる様)が安置されいます。この地区の習わしに従って、願い事をしてからおびんずる様を持ち上げました。

午後は、真ヶ沢(まかざわ)の龍泉寺を訪ねました。

五月の気持ちのいい風が通り過ぎる本堂で、戊辰戦争での鉄砲の弾の跡が残る柱(写真中央の2本)を拝見したました。

戊辰戦争では、奥川は激戦地だったことを学びました。

続いて、極入(ごくにゅう)の大聖歓喜天へ向かいました。

こちらの歓喜天は秘仏とされ見ることができませんでした(見れば目がつぶれるという言い伝えがあり今でも守りつがれているそうです)。

「良縁」の御利益があると聞き、熱心にお参りしていました。

敷地にある紅葉の枝を結ぶと、縁結びの御利益があるそうです。

その後、江戸時代に作られたという測量機器と測量に携わった安藤有益についての話を聞きました。

江戸時代、島流しで極入に流されることがありました。安藤有益もその1人でした。

以上で、「歩く・学ぶ・奥川地区」終了しました。